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zoom RSS 「夜のピクニック」 恩田 陸

<<   作成日時 : 2006/09/28 03:42   >>

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「皆で、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」

僕の大好きな小説

「夜のピクニック」(恩田陸 著)が映画公開されます!!!

生まれてこのかた、何千冊と読んできた本の中で間違いなく1,2位を争う素晴らしい小説でした。

近くに居る人には数年前から散々騒いでるので、またその話か…
となるかも知れないですが、お願いですから
本も映画も見て下さい。見て下さい。

……………………………………………………………………………
内容はいたってシンプルなもの。

修学旅行に替わるイベント、全校生徒が夜を徹して80キロを歩きとおす「歩行祭」。その中で繰り広げられる、学生生活の思い出や、夢や、恋や、そして主人公たちを取り巻く人々の想いが交錯して…


読み終えて、素直に思ったのは、もう少し早く出会いたかったなあと。
せめて高校時代に読む事が出来たらなあ…と。

高校時代ってそうだったなあ、と思う。
げらげら笑い合い、何にでも真顔で相談し合い、何でも分かち合っているようで、実は話せていないこともたくさんあって…
友達にさらけ出している部分と、必死に隠し持っている部分と、でも何となくそれが透けて見えてしまうような無防備な部分があって…

自分は、自分の高校生活がキライだった時期があった。よくあった。
自分の居場所はここではないと勝手に思い込んでて、
いつも気持ちが先走っていて心ここにあらずだったと思う。

でも、卒業して随分たった今、心の底から思う。
もし、あの頃に戻られるのならば、迷わず高校時代に戻る。
振り返ったとき、胸が苦しくなるくらい懐かしく思い出すのは、一番苦しかったかもしれない、あの高校時代なのだ。


ただその場所に居た、ということがどれほど大事なことだったか。
この本を読んで改めて思い知らされた気がした。


主人公を中心に描かれた青春群像に、自分のその時代とは何の接点もないはずなのに、どうしようもなく重なってしまう友人たちの顔、顔、顔。

必死で歩く彼らが、苦痛を紛らわせるために話すおもしろいこと、楽しいこと、恋の打ち明け話、将来のこと。気の合う大事な友人としてお互いに選び合って、最後の行事をともに過ごすことの意味。お互いが理解しあうためのぎこちないとも言える手続きが、今の自分には眩しく思えた。友情だけは、差し替えがきかないものだと、つくづく思うから。


青春と呼ばれるものをいま体験している人たちは、
この本によって自分の残したい青春像を描けるかもしれないし、
青春と呼ばれるものを過去に持ってる人は、
青春を思い出し懐古的な感情を感じ得るきっかけを与えてくれる本ではないかと思う。

そして、何かの節目節目にも道筋を与えてくれる本だとも思う。春から社会人になる多くの友人達に、ゼヒ読んでもらいたい。

卒業を半年後に備えたみんなに読んでもらいたい。


主人公の友人が印象的なセリフを言っていた。

「雑音だって、お前を作っているんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。今聞いておかなければ、あとから聞こうと思っても聞けない。このノイズが聞こえるのって、今だけだから、あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。おまえ、いつか絶対、あの時聞いておけばよかったって後悔する日が来ると思う」


もし、自分なら、この夜に何を話したんやろうか。
散歩にでも出かけてみようと思った。

なんとミクシーの日記をまるっとコピー…

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あーいつも騒いでたなぁ
また本貸してくれやあ!映画はもう終わっちゃったみたいやし

2006/10/31 01:15
コメントあってんな(^_^;)
貸すわー貸すわー
いつか課題図書にしてくれやあ
タイセキ
2006/11/11 02:28

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